はじめに
MacでPureDataのオーディオexternal objectを作ってみたメモ。日本語で書かれた情報が少なかったので、「無いよりはマシ」程度で書き残しておきます。いろいろと間違いがあると思います。指摘していただければ幸いです。
まず参考にしたのはPd-externals-HOWTOです。この文書では4つのexternを説明してくれます。
- bangが来たらhelloを表示するもの。内部に状態を保存しない、とても単純なオブジェクトの例。
- 内部に数を保存するカウンターの例。bangがやってきたら、1を加算して返す。と同時に新しい(1が加算された)数を保存しておく。
- カウンターの機能を拡張して、下限・上限の設定、加算する数の変更、カウンター数値を下限値にリセット、などを可能にする例。可変個数のメッセージが来た時の対応や、インレットを増やす方法などを説明。
- オーディオ信号の加工をする例。2つのオーディオ信号が入ってきて、それらのミックスバランスを変化させられるextern。(筆者は「pan~」と呼んでるけど「mixer~」のほうが良かったと思う)
今回はこれらとは少し違う、「osc~」のような「周波数の数値入力に対して正弦波をオーディオ信号として出力するオブジェクト」を作ってみます。正弦波(sin波)を生成(generate)するので、名前は「singen~」とします。最終的にはこんな感じで使いたい。
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