続 Wikipediaのフォントを変えてみた

数年前に、Wikipediaを読みやすくするためにCSSをいじって調整しました。

marui.hatenablog.com

今日は、英語版と日本語版とでハイフネーションの挙動を変えてみました。具体的には以下のようになっています。:lang(en)を使って英語版では両端揃えでハイフネーション有り、日本語版(というより英語以外)ではデフォルトのまま左揃えでハイフネーション無しになるようにしています。

p:lang(en), dd:lang(en), li:lang(en){
    -webkit-hyphens: auto; -ms-hyphens: auto; hyphens: auto;
    text-align: justify;
}

Juliaパッケージのインストール・スクリプト

新しい環境にJuliaをインストールするときに、自分が使うパッケージ群をまとめてインストールしたいことがあります。

僕の場合、以前はテキストファイルに

add Atom
add Juno
add IJulia

のように書いたものを準備しておいて、Pkgモードにコピペするようにしていました。パッケージの数が少ないときはそれでいいのですが、パッケージをインストールする順序によって成功・不成功が変わったりする問題に遭遇しました(→Julia 1.3.1にSampledSignalsをインストールした - 丸井綜研)。さらにコピペするのも面倒ですし、インストール作業の再現性なども考慮すると、すべてを自動化できるのが理想的です。

そのため、パッケージ群をインストールするスクリプトを作っておいて、まっさらなJulia上でそれを実行することで「いつもの作業場」が再現できるようにしています。以下、僕が使っているスクリプトです。julia13_install.jlというファイル名で保存してあれば、

julia> include("julia13_install.jl")

と読み込むだけで、パッケージのインストールとプリコンパイルをしてくれます。

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2019年に買って良かったもの(アフィ注意!)

2019年にAmazonで買ったものから、買ってよかったなーと思ったものを書き残しておこうかと思います。

(TLDR; ホットクック、Skyrimウクレレベイズモデリングの本、教育心理学の本、でした)

※商品画像込みで簡単にリンクを付ける方法が分からなかったので、以下のリンクは全部Amazonアソシエイトによるアフィリエイト・リンクになってしまっています。アフィリエイトが嫌いな方は踏まないようにご注意ください。

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Julia 1.3.1にSampledSignalsをインストールした

先日のアドベントカレンダーへのエントリ中で、「今回のエントリはJulia 1.0.5用に書いています。というのも、Julia 1.2や1.3あたりからLibSndFileなどのインストールがうまくいかない状況になっているからです」と書きましたが、それが解決できたので記録を残しておきます。

marui.hatenablog.com

(TLDR; SampledSignalsの前にUnitfulをインストールしないこと)

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パワースペクトル計算の2つの方法 (Julia Advent Calendar 2019)

はじめに

これはJulia Advent Calendar 201920日目の記事です。「音について何か書きます」と宣言したので、普段Juliaを使って音についてどんなことをしているかを紹介します。今年はパワースペクトルの計算を、(1)信号全体をフーリエ変換する方法と、(2)スペクトログラムを時間平均する方法の2とおりでやってみます。

去年はAdvent Calendar参加記事として以下のようなものを書いていましたので、それからあまり進歩していませんが、ご容赦を。

marui.hatenablog.com

今回のエントリはJulia 1.0.5用に書いています。というのも、Julia 1.2や1.3あたりからLibSndFileなどのインストールがうまくいかない状況になっているからです。(原因はSampledSignals.jlにあるようですが、本稿を執筆している12月19日時点で解決されていません →2019-12-31 解決しました

julia> versioninfo()
Julia Version 1.0.5
Commit 3af96bcefc (2019-09-09 19:06 UTC)
Platform Info:
  OS: macOS (x86_64-apple-darwin18.6.0)
  CPU: Intel(R) Core(TM) i7-7920HQ CPU @ 3.10GHz
  WORD_SIZE: 64
  LIBM: libopenlibm
  LLVM: libLLVM-6.0.0 (ORCJIT, skylake)
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Julia(とR)で古典的多次元尺度法

昨日、こんなツイートを見た。

このデータは以前にも見たことがあって、多次元尺度法のよいサンプルになるかと思っていたのでした。今日はJuliaで古典的多次元尺度法をやってみる。

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PortAudio.jlのインストール(2019年11月3日時点)

PortAudio.jlが公式レジストリから消えてしまったのか、これまでのようにインストールしようとすると「見つからない」と言われてしまいます。

(v1.2) pkg> add PortAudio#julia1
ERROR: The following package names could not be resolved:
 * PortAudio (not found in project, manifest or registry)
Please specify by known `name=uuid`.

GitHubにはこれまでどおりコードが置いてありますので、

add https://github.com/JuliaAudio/PortAudio.jl#julia1

とURLを指定することで直接GitHubのレポジトリからインストールすることができます。