Research

英語と日本語

日本語で授業をやるようになって、英語で知っている単語と日本語で知っている単語の結びつきがなかなかできません。「刺激閾」という単語が日本語の文献に出てきたんですが、「limen」と同じものだと気づくのにだいぶ時間がかかりました。マイクの「directiv…

本当に大切なのは国語

江川達也著「東京大学物語」を読んでます。第5巻154ページで矢野先生が「本当に人生の役に立つ学問は、数学だけである」と断言したのに共鳴してしまいました。・・・が、本当に役に立つのは国語なんじゃないかと思います。確かに数学は言語を超えたコミュニ…

おめでとう

会津大学の教員として初めてScience誌に論文が掲載がされたということで、D村先生が表彰を受けていたそうです。土日も休まずに大学にいましたし、D村先生なら当然という感じもしますが、やっぱりScience掲載はすごいことです。おめでとうございます。 同時に…

博士号取得した人々の苦労話

僕には博士号を取った実感がありません。まだ学士号取得のような気持ちです。「フツーの人」でいたいという願望があるのかもしれませんし、もしかしたら修士号と博士号取得のときのラストスパートのトントン拍子さ加減がそう思わせるのかもしれません。(必…

研究の今後

LISPの発明者でもあり人工知能の第一人者でもあるJohn McCarthy氏がCNETのインタビューで「コンテクストを考慮した常識と推論の定式化をさらに進歩させていきたい」と語っていました。僕の研究分野でも「コンテクストを考慮した」とか「よりecological(日本…

KBS潜入

Mーテンス先生がKBSで講演をするというのでついていきました。KBSは韓国の官営放送で、日本で言うところのNHKのような感じです。実際、日本のNHKとは関係が強く、今年五月には二元同時放送も行ったとか。今回の講演の内容は「デジタル放送とバイノーラル技術…

NHK技研見学

砧(きぬた)のNHK放送技術研究所に見学に行きました。新宿から小田急線で成城学園前駅まで行き、そこからバスで十分くらいのところです。例の22.2chシステムは館内三カ所以上に設置され、それぞれBoseの大、Martinの中、そしてBoseの小スピーカーが使われて…

光の波長

光の波長はおよそ400nm(紫)〜600nm(赤)くらいだそうです。周波数に直すとだいたい500THz〜750THzくらいだとか。そんな1オクターブにも満たない可視光線の周波数帯が人間の感覚の大部分を占めているのです。ちなみに聴覚はもっと周波数帯域が広く、10オク…

パリから戻ってきました

パリから戻ってきました。約8時間の直行フライトは、日本〜モントリオール間と比べるとはるかにラクです。飛行場からアパートまでバスを乗り継ぐ一時間の方が大変なくらい。 アパートに戻り、一週間ぶりにメールをチェックしたら、AES Technical Councilのメ…

AES120 Paris 4日目

僕の発表は満員御礼でした。発表が終わってからすぐに出て行った人もいたので、わざわざ聞きにきてくれてありがたいなぁと思ったのでした。ゲーム・オーディオのワークショップも見に行きたかったんですが、僕が発表したセッションと時間が重なってしまって…

AES120 Paris 3日目

今朝は早起きできたので、建築音響のセッションにちょこっと顔を出し、その後すぐに教育フォーラムというシンポジウムに顔を出しました。音響やレコーディングの教育の質やフォーカスが大学ごとにだいぶ異なるので、そこを標準化した方がいいのではないか、…

AES120 Paris 2日目

またまた寝坊してしまいました。10時くらいに会場入りし「マルチチャンネル・オーディオ」のセッションに行き、軽く昼ご飯を食べ、「モバイルのためのバイノーラル・テクノロジー」のワークショップに行きました。モバイル機器とヘッドホンを組み合わせて三…

AES120 Paris 1日目

時差ぼけのせいで昼夜逆転してしまっていて、寝坊してしまいました。今日は午前中にはそれほど興味のあるセッションがなかったので、午前中は企業展示をぶらぶらし、午後の開会式から論文発表会場に参加しました(これまでのAESと違い、企業展示と論文発表会…

Octaveを使ってみる

さすがに数値計算環境がないとつらいので、High Performance Computing for Mac OS Xのサイトに行って、Octaveをダウンロードしてインストール。Matlab互換環境を作るOctave Forgeも含まれているので、Matlab R12あたりとそんなに変わらない使い勝手になりま…

MatlabのIntel対応

Matlabのリリース方式がこれまでの「二年くらいにメジャーリリースを一度」から「半年ごとにマイナーリリースを一度」という形式に変更になりました。リリース名は2006a、2006b、2007aというように、年度と前後半をあらわす記号で表記されます。で、僕にとっ…

人工知能の本

博士論文の最終審査会で会津大学に行ったときに「せっかくだから本でも見ていこう」と売店の書籍部を立ち寄ったんです。LISP関連の本を見たい気持ちだったので、LISPといえば人工知能関連の本が多いよな、と人工知能の本を探してみました。日本語の書籍で面…

スピーカー・マッチング

いろいろな部屋に同じ音を持ち込んで聴取実験をすることになりました。そこで、どこでも手に入りやすくてしかもあるていど音がしっかりしているDynaudio BM15Aというスピーカーを選びました。これと同じタイプのスピーカーを以前は借りて使ったのですが、5つ…

5月ですがな

4月末までの講義の課題も提出し終わり、5月に入ったこともあり、今日くらいはいつもと全く違うことをやってみようと、臨床医学分野でのベイズ統計学利用の概要を書いた論文(旧来の「frequentist」派とベイズ派の対立と補完関係とか)を読み、SICPのビデオ講…

金谷本

金谷健一著「これならわかる応用数学教室—最小二乗法からウェーブレットまで」がとても良かったのです。この本のおかげでPCA(主成分分析)と行列演算と画像処理の関係が理解できたし、音響の研究のヒントもいくつか得ました。 その著者が去年新作を出してい…

論文六連発

first authorが2つ、coauthorが4つ。この一ヶ月半で書いた論文の数です。実際にはfirst authorが3つと同じくらいの忙しさ。忙しいのには慣れているけれど、さすがに疲れました。ありがとう、支えてくれた周りのみんな。休日にムリヤリ連れ出してくれなければ…

巨大な図書館があると

McGillのような大きな総合大学で研究するときにとても役に立つのが図書館です。どんな大学にも図書館はあるんでしょうが、大きな総合大学でないと手に入らないものもたくさんあります。その代表例が、様々な分野の論文への電子アクセスです。McGillの場合は…

統計学を拓いた異才たち

英語版しか出ていなかったときに僕が圧倒的な速度で読んでしまった本の和訳がとうとう出ました。「統計学を拓いた異才たち」です。ピアソンとフィッシャーの息もつまりそうな戦い、統計学が実社会に与えた大きな影響、さまざまな研究者たちが繰り広げる統計…

会津大学は稼ごう

「あいづだいがくはかせごう」を変換したら「会津大学博士号」ではなく「会津大学は稼ごう」と出てきてしまいました。4月に法人化を控え、そりゃそうだ、と変に納得してしまいました。 本日、会津大学の博士号をいただきました。右の写真は学位授与式の後で…

博士論文発表会

午後は博士論文の発表会でした。知った顔が続々と大講義室に集まってくれ、とてもリラックスした雰囲気で発表ができました。僕が一期生の発表会を見に行ったときには近所の農家のおばちゃんとかも聞きにきていたので、今回もそういう人々が来るかもしれない…

一時帰国

来週一時帰国します。21日に日本到着、22日は移動日で、23〜24日には会津大学で用事があり、25日も移動日、26日にはまたカナダに戻ります。カナダでやらないといけない仕事が多いので、今回は必要最低限の帰国です。メインの目的はMacBook Proを取りに帰るこ…

モーフ?

iTMSをぶらぶらしていて、宇多田ヒカルの「幸せになろう」という曲をなんとなく試聴してみたんです。そしたらサビ直前にグランドピアノの音がなんかモーフィングしてるんです。なんですか、あれは。なんとなくモーフィングと言うよりもコンプをかけたような…

朝から晩まで

朝から晩までサラウンド実験室で測定を行ってました。測定器の都合で位相の測定ができなかったのが痛い。20人も被験者がいたのに・・・。

無料アップグレード

Appleがメール送ってきたんです。「あんさんが注文しはったMac Book Proは1.83GHzやったけど、値段据え置きで2.00GHzにしたげるわ。そのかわり出荷が二週間遅れるで。かんにんしてや。」みたいなかんじ。 実家が配送先なので、実際に手にとって使えるのは次…

バンフ・センター 16日目

翌朝出発なので、実験は最終日。4人に来てもらいました。 夕方にはかたりべの人のところに行って、旅立ちの歌を歌ってもらいました。「これで旅に出る心が少し軽くなりますよ」とのこと。 ビールを飲み、みんなでKoyaanisqatsiという映画を見て、またちょっ…

かたりべ

バンフ・センターにはさまざまなアーティストが来ているのですが、中にはstorytelling(かたりべ)というジャンルの人々もいます。ヨーロッパからカナダに移民が来る前から住んでいた原住民の子孫たちのうち、かたりべをやっている人たちが集まっているので…