自分のためのMacPorts設定

最近はHomebrewのほうが良さそうな雰囲気ですが、僕はLaTeX2HTMLのためにeuc-jp環境のLaTeXが必要なので、MacPortsを使っています。HomebrewでLaTeXをインストールしようとすると「MacTeXってディストリビューションがあって、チョー便利だからそれ使った方がいいよ」とおすすめされるだけでインストールさせてくれません。で、MacTeXはUTF-8環境なので、僕にとっては使いにくい、と。

よく使うコマンド

  • sudo port selfupdate (全体のアップデート)
  • sudo port upgrade outdated (古くなったpackageをアップグレード)
  • port list installed (インストールしたpackageの全リスト)
  • port list package-name (package-nameとマッチするpackageを表示)
  • port search hoge (hogeというキーワードに該当するpackageを検索)
  • port info package-name (package-nameの情報を見る)
  • port variants package-name (package-nameのvariants(インストール・オプションのようなもの)を見る)
  • sudo port install package-name (package-nameをインストール)

実際にインストールするときにはsudoが必要。


Mac OS X 10.7 Lionにインストールしたもの

  • sudo port install ptex +no_x11 +euc
  • sudo port install netpbm
  • sudo port install gnupg +idea
  • sudo port install emacs-app +patches
  • sudo port install sbcl +threads +pdf
  • sudo port install slime
  • sudo port install clojure +rlwrap
  • sudo port install wget
  • sudo port install lame
  • sudo port install sox
  • sudo port install gnuplot +no_x11
  • sudo port install octave +accelerate

MacPorts以外に追加でインストールしたもの

  • MacPortsに入っているGPL Ghostscript 9.04だとうまくコンパイルできないTeXソースがあったため、小川弘和氏が公開しているESP Ghostscript 7.07.1を導入。MacPortsでGhostscriptを導入している場合には、.bash_profileのパス設定をいじって/usr/local/binが/opt/local/binより前に参照されるようにしておく。
  • LaTeX2HTMLが使いたいというのが主目的なので竹野茂治氏の日本語パッチをあてて使用。上記のnetpbmLaTeX2HTMLのために必要。昨年にリリースされた日本語パッチあたりからUTF-8対応が進んでいるらしいので、もう少し安定したらLaTeX環境全体をUTF-8にすることができたらいいなぁとも思います。

フィボナッチ数列と黄金比

数列の中でも有名なものにフィボナッチ数列があります。1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, ...と続く数列で、どの項も直前二つの項の和になっています (たとえば8+13=21のように)。このフィボナッチ数列はウサギの増え方だったり植物の成長だったりと不思議なくらい一致するということで、自然と数学が関係する好例とされています。

フィボナッチ数列の連続する二つの項を比として並べると、1/1, 2/1, 3/2, 5/3, 8/5, ...となりますが、これがまた不思議なことに黄金比にどんどんと近づいてゆきます。情報カードの3x5インチだったり、名刺の91x55mmだったりも黄金比に近い数*1なので、利用されているのでしょう。

さて、J.P.M.Binetという人は、それまで「前二つの項の和」として、
a_n=a_{n-2}+a_{n-1}
という漸化式で表されていたフィボナッチ数の一般項を作ります。それが
a_n=\frac{1}{\sqrt{5}}\left(\left(\frac{1+sqrt{5}}{2}\right)^n - \left(\frac{1-sqrt{5}}{2}\right)^n\right)
です。あら不思議。ここにも黄金比(1+√5)/2が現れます。

他にも三角関数を用いた方法もあるそうです。
a_n=\prod_{k=1}^{\left\lfloor\frac{n-1}{2}\right\rfloor}\left(1+4\cos^2\frac{k\pi}{n}\right)
整数の和、無理数の累乗、そして三角関数の積がすべて同じ答を出してくれるとは・・・。オイラーの等式e^{i\pi}+1=0ほどではないにせよ、とても不思議です。

以上、吉田武『オイラーの贈物』を一部読み返しての雑感でした。この本で説明されるオイラーの公式は、音楽ではバッハ、文学ではシェークスピアです。新装版も出たことですし、まだ読んでいない人はぜひ。

*1:名刺は89x55のほうが良さそうですが、何らかの理由で2mm増えたのでしょう。

ポピュラー音楽研究を専攻できる大学

僕は研究対象としてのポピュラー音楽だったり、ポピュラー音楽を対象とする研究の手法はよく知らないんですが、ポピュラー音楽研究を専攻できる大学院・大学リストなんてのがあるのに出会い、そこにうちの学科も入っているのを発見しました。おお。

バッテリーが死んでいるのです

最近、ずっとバイクに関する話題を書いていませんが、バッテリーが死んでしまっていて乗れていないのです。もったいない・・・。

Versys用のバッテリーはGSユアサのYTX12-BSなんですが、2万5000円以上するんですな。むむー、高い。

LaTeXでハイパーリンクを入れるときに

LaTeXハイパーリンクを入れるときにhtml.styを使ったりhyperref.styを使ったりしますが、両方を同時に使いたいときには、html.styを先に読み、次にhyperref.styを読む必要があるようです。逆の順番だとコンパイルできない文書がありました。なぜでしょー? とりあえず以下にいつも使っている簡単なテンプレートを。

\documentclass[a4paper]{jsarticle}
\usepackage{html}
\usepackage[dvipdfm]{hyperref}
\begin{document}

\title{ほげほげ}
\author{もがもが}
\date{\today}
\maketitle
\tableofcontents

ここに\htmladdnormallinkfoot{何か}{http://d.hatena.ne.jp/amrui}書いてある。

\end{document}

スリラチャ・ホット・ソース

Huy Fong社のスリラチャ・ソースが大好きなのですが、探しても日本国内では見たことがありません。国内で入手できそうなのはユウキ社のものフラインググース社のものばかり。そこで、これまではアメリカやカナダに行くときに中華街に足を伸ばして買うしかありませんでした。ところが、米国Amazon.comにて食料品の販売が開始されたことで、Huy Fong Sriracha Hot Chili Sauce (28oz)として入手できることになりました。書籍は日本にも配達してくれますが、食品はどうなのでしょうか。いずれにしてもありがたいことです。