集中砲火を浴びるAdobeのPDF

集中砲火を浴びるAdobeのPDFなんだそうです。もともと印刷用に作られた規格であるPostScriptを改良・拡張したものなので、画面で文章を読もうというときにうまくいかないのは当たり前なのです、という点でジェイコブ・ニールセン氏に同意。

僕はもともとコンピュータ画面は(解像度、コントラスト、可搬性などで)まだまだ紙メディアに追いついていないと思っているので、コンピュータ上で文章を表示するときにはコンピュータならではのことをしないといけないと思っています。PDFはページベースの規格なので、ウェブベースの閲覧に向いていないのは当たり前です。ウェブベースにはちゃんとHTML(もしくはXML)がありますしね。そのふたつのメディアに対応するのはなかなか大変なことなのですが、ひとつのソースからPDFとXMLが両方はき出せるようなDocBookとかが重要になってくるんでしょうね。昔はTexinfoとかnroffとかがありましたが、本当に汎用的に使える文章整形システムってどういうものになるんでしょう。