通信の秘密

アメリカの法律ではどうなっているか分からないのですが、日本の憲法には通信を暗号化して秘密を守る権利が国民に認められているのですね。

第二十一条 【集会・結社・表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密】 
1	集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 
2	検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。 

検閲もしてはいけないし、言論や出版の自由も保障されています。自由が保障されているという実感はありませんが、一般市民が毎日検閲を受けているような実感もないです。それでも民間の情報収集業者や犯罪組織によるプライバシー侵害などもありますので、GnuPGJava Cryptography Extensionなどを利用して個人情報を守っていかないといけないのです。まずは簡単な第一歩としてMac OS X 10.3から採用されるFile Vaultで自分の持っているファイルをすべて暗号化してしまいましょう。これでノートパソコンを盗まれても個人情報を見られてしまう心配は減りますよ。それでもまだ見られる可能性は残っていますが、File Vaultが採用している暗号方式であるAES128が弱いと感じる人なら、すでにもっと強力な自衛策を立てているような人だから問題ないでしょう。