ゆとり教育見直し

文部科学大臣ゆとり教育見直しを指示したそうです。ゆとり教育はほんの三年前に始まったばかりのものなのに、その三年間の成果を見ぬうちに白紙撤回、前面見直しとなりました。授業時間を減らしてゆとりを作ったのが学力低下につながったため、としています。そりゃそうでしょう。授業時間を減らして課外活動をするのかと思いきや、けっきょく子供たちが無為に過ごす時間が増えただけ。教育現場の人々も色んなものの板挟みになって悩んでいたと思います。

でも、ゆとりがあろうがなかろうが、最終的には親がどうやって教育をしたかに帰着すると思うんです。学校の授業時間数が多かろうが少なかろうが、子供は自分の興味を持った事はとことんやります。とことんやれる環境を親が用意してあげれば、それだけでぐんぐん伸びます。国が作った教育制度や教師の影響なんかよりも、一緒に生活している親の影響のほうが大きいと断言できます。そこで、全体的な児童の学力が低下したのは、1)景気停滞で親が子供のために良い環境を用意することができなくなっており、2)それによって子供も夢中になれるようなものが無く、3)夢中にならないので脳みそを上手に使う能力の発育が遅れた、と僕は思うのです。