論文の嵐

どんな学会でもそうなんでしょうが、AES (Audio Engineering Society)の会議でも発表するには事前審査が必要です。AESの場合は「こんな研究発表したい」という申し込みをして、それが受理されれば発表会用の論文を書いて提出し、会議で発表するという流れです。申し込みにはabstractとprcéisという二つの文章を送ります。短い概要と長い概要です。ある程度、研究の成果が確定していないと両方とも書けないので、会議の半年前には実験も分析も済んでいるわけですね。

7月に上野で開催される日本支部のコンベンションでも同じ流れですが、規模が小さいので申し込みから発表までの期間も4ヶ月程度と若干短いのです。その申し込み締め切りが今日でした。それが別のCIM05という学会での発表論文の締め切り日と重なって、ここ数日はてんやわんやだったのです。CIM05は音楽学を中心とした学際会議なので論文の内容も、ギターの歪み音を音楽学・信号処理論・認知心理学の三点から考えるというもので、とても難産でした。

さてさて今抱えているのは春夏の発表。次は来週に迫った論文発表と、二週間後に迫った論文締め切りを乗り切らないと。そしたら、そのすぐ後にも秋冬の論文投稿がいろいろと控えているぞ。こんなんじゃ研究・実験するヒマがないよー。