小さいブレイクスルー

今日は研究で小さなブレイクスルーがありました。ちょっとした突破口が開いた、という感じなのかな。いまは会津大学のコンピュータ理工学の博士号とは別に音楽学の博士号を狙っているわけなので、もちろん会津大学の時とは研究テーマを変えないと行けないのです。新しい研究テーマの方向性はだいたい決まっていたのですが、それに突き進んで良いかどうかをめぐって、このところいろんな実験を試していたのですが、「この方向でもう少し進めば、なにか良い結果が出るだろう」というものができました。その結果が出れば、おそらく博士論文全体の1/3くらいは書けるんじゃないかという感じです。残り2/3の実験もいくつか試しているのですが、そっちのほうは良いアイディアがなかなか出てきません。

アイディアというのは、対象になっていることに関する文献を読みあさり、勉強しまくり、考えに考え抜いて、ふっと他のことを考えたときに出てくるのです。エジソンが言っていた「99%の努力と1%のひらめき」ということと同じですね。天才でもないかぎり、土台を作らずにひらめきだけを待っていても、なーんにも出てこないのです。「良いアイディアが出ない」と言っているのは「まだ勉強が足りない」と言っているのと99%同じなんですね。あー、自分ももっとがんばらないと。