弱小

maro君がなぜインドに行ったのか、その理由っぽいものを見つけ、すこし納得気味。日本(や欧米)対インド(そして中国)、ソフトウェア企業対オープンソースというように、コンピュータの世界では対立構造がけっこうはっきりと目に見えるわけです。「三つ巴」ということは珍しく、巨大帝國に少数精鋭が勇猛果敢に立ち向かうという図になることが多いような気がします。Windowsに対するLinuxであったり、Unixに対するGNUだったり、IEに対するFirefoxだったりします。

ただ、iPodに対するiRiverという図の他にはAppleの姿はほとんど見られません(昔はIBMAppleなんてのもありましたが)。それはAppleが巧みに対立構造を避けながら生きているからなのか、相手にされないような弱小だからなのか、はたまた対抗できっこないような独自製品を作っているからか。僕はぜんぶあると思うけど、とりあえず弱小に一票。帝國に立ち向かうにはまだ弱いし、挑戦される立場になれるほど大きくもない、と。