マクロで書けてない

英語の授業を取っているんですが、期末が迫っているのでレポートとかがあるわけです。提出物は一学期分のレポートをぜんぶまとめて一括提出というかたちなんですが、中でも大変なのがLiterature Reviewというもの。たくさん論文を読んで、それをうまく総括して、自分の研究の有効性を論ずるための準備をする、という文章です。

僕のLiterature Reviewには残響音について、相互相関について、疑似サラウンドについて・・・そういうパーツがたくさん出てきます。ただ、パーツごとにはなんとかかんとか書けるんですが、それらをどうやってつなげたらいいのか分からなくなって、先生に相談しにいきました。先生は英語専門なので、音響やら数学やらはさっぱり分かりません。その先生が図を書きながら僕が残響と相互相関ってのはこう影響し合っていてと説明していったんですが、できあがった(PERT図のような)図には僕も把握できていなかった研究の全体像が描かれていたのです。これを順番通りに立てて文章にすればいいね、というわけ。

人間は多次元的(multidimensionかつrandom access)なものの考え方をするけれども、文章は一次元(sequential)にしか書けないので、マクロな構造をしっかりと整理しないと筋道の通った文章にはならないことがよくわかった一時間でした。本を読んで分かっていても、やりかたを目の前で見せられるとぜんぜん違いますね。