スーパーマン・リターンズ

映画「Superman Returns」がとうとうポスト・プロダクションに入ったそうです。僕はChristpher Reeve主演のスーパーマン・シリーズが大好きで、何度も見たものです。10月にニューヨークに行ったときもNew York Times本社ビルを見て、「あ、デイリー・プラネットだ」と思ってしまったほど(もちろんヘリから落ちたルイスをスーパーマンが助けるシーンも同時に思い出しましたよ)。

今回の主人公役のBrandon Routhの姿はClark Kentそのもの。スーパーマンに変身したときにちょっと違和感がありますが、見ているうちに慣れちゃいそうです。Lois Laneは以前のパリジェンヌ風ないたずらっぽさがなくなり、清純派になってしまいました。それより、なんと言っても今回の見物はLex Luthor役のKevin Spaceyでしょう。知的な悪役をやらせたら天下一品の演技力ですし、制作中の写真を見る限り完全にスキンヘッドにしていてやる気も十分そうです。Gene Hackmanも良かったけど、SpaceyのLuthorも魅力的です。キャストを見ていたら、Reeve主演シリーズで実父役を演じていた故Marlon Brandoが今回も実父役で出てくるとか(本人が改めて演技したわけではなく、アーカイブから映像をとってきたそうな)。

そういえば今回のプロダクションの裏話として「ピチピチのスーツを着た主演男優のモノが目立ちすぎるから、ハリウッド幹部の要請によりCGエフェクトで目立たなくする」という話が出ていました。ハリウッドにはそんな悩みもあるのだねぇ。