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オイラーの公式

20060311_euler.png小川洋子『博士の愛した数式』を昼前から読み始め、午後数時間研究室に行って、帰ってきて続きを読み、夕食後に読了。数学の世界は美しい世界なのだけれど、数学をやらない人にとってもその美しさの一端が分かるような、きれいなお話でした。やはりわりあい理解しやすいところで整数を扱ったエピソード(素数完全数友愛数三角数など)がいくつか出てきますが、その例外の一つが「オイラーの公式」でした。僕が世の中で最も美しいと思っている式です。そこにはネイピア数があり、円周率があり、虚数があり、ゼロとイチがあります。この式には無と有、それに実と虚が内包されていて、この世とあの世をつないでいる秘密そのものなのではないかと思わせてくれます。

「真の姿を見ることができないため、その影でもいいから見ようとがんばっている」感じがする統計にも美しさがありますが、これはまた別の話。別の時に。