P2Pの魅力

P2PというとWinnyによる情報流出問題とかがクローズアップされてしまい、その良い使い道や技術的なかっこよさなんかにはあまり焦点があたりません。僕はP2P好きを公言してますが、その理由は「かっこいいから」なんです。なにがかっこいいかというと、すべてのノードが対等で、お互いに自分のやれることをやっていたら自然と全体としてうまくまわっていた、という純粋共産主義的な状況が好きなのです。なので、BitTorrentよりもWinny、Share(仮)、freenetのような技術のほうが中央サーバーを持たないぶん、技術的にかっこいいと思います。BitTorrentトレントを登録するサーバーが必要なのがちょっとね。freenetが一番好きかもしれません。次点がBBS機能のついたWinny2。

なんか、各ノードがみんな「自分ができること」しか知らないのに、全体がうまく回るというのは、働きバチのような整然さがあってかっこいいと思います。それは企業の理想でもあるかもしれません。最低限の教育で効果が上がるということですし、みんなが平等だということですし。しかも「出せば出すほど入りも多い」というWinnyやShare(仮)の考えかたは、けっこう見習えるんじゃないかと。