神のかけら

DilbertというIT関連企業を舞台にした4コマ漫画があります。その作者であるScott AdamsはIT企業のマネジメントなどに関する書籍を書いたり、レストランを経営していたり、活動範囲が広い人です。最近になって、彼が2001年に出版した「God's Debris(邦訳『神のかけら』」という本がe-ブックとして無料配布されているのを見つけました。

前書きに「神を心から信じている人、14歳以下の子供(あるいは自分自身で物事を判断する能力のない人)、精神年齢が高すぎる人、常識を覆されるのが嫌いな人などは読まない方が良い」と書いてありました。僕はモノを別の方向から見るのが大好きなので、さっそく読んでみたところ、これが面白いのです。ネタバレしないようにすると、神の存在を疑ったり、宗教とは何かと問いかけたり、日常生活のちょっとしたコツだったり、時間と空間の関係だったり、進化論だったり、かなり広範囲にわたる話題が登場人物二人の会話形式で繰り広げられます。

あまりに面白くて4時間程度で読み終わってしまいました。好き嫌いがハッキリと分かれそうな本です。気をつけて。