自己表現のためのアイテム

服の着こなしや腕時計や眼鏡の選び方や乗っているクルマで自己表現できる、と言う人がいます。確かに既製品を組み合わせて自己表現するというのは、プリセット音色だけをつかって作曲するのと似たような感じです。そりゃ可能だけれども奥行きが感じられない、というかんじ。実際に自己表現をしているのは服飾デザイナーや腕時計や眼鏡やクルマのデザイナーなわけで、ユーザーはあてがわれたものを選んで使っているにすぎないのです。

研究者というのはクリエーターと同じで、自分の思い描いた理想を研究成果として論文発表したりするわけですが、僕はまだまだ見習いで教育者にも研究者にもなりきれないヒヨッコです。そんな僕が達人になるためにできることは偉大な先人にズバリ質問すること。このあいだ参加した学会の教育者ワークショップで「良い教育者になるためには?」と質問したら「常に生徒であること」という答えが帰ってきました。あぁ、禅。

自己表現のためには、常に先端に敏感であること新しい情報を吸収すること、が重要というわけですね。