ソースカツ丼

会津名物はいくつかありますが、その中でも僕のお気に入りはソースカツ丼です。ボリュームたっぷりの「白孔雀」や「十文字屋」など、会津には地元民に有名なソースカツ丼の店がいくつかあります。どの店もボリュームを競うように進化し、十文字屋の「磐梯カツ丼」は大きいサイズのカツが3枚のっているという、大男でも満腹必至の一品なのです。

さて、会津ソースカツ丼を出す店が「会津伝統ソースカツ丼の会」を作っています。原則として、その「会津伝統ソースカツ丼の会」には会津にある店舗しか入会できない(入会しない?)のですが、実は東京に一件だけ入会しているお店があります。北千住にある「キッチン・フライパン」という洋食屋なのか居酒屋なのかよく分からない店です。会津出身の陽気なマスターが奥さんと切り盛りをする小さな店で、コクのあるソースが印象的なソースカツ丼を出してくれます。豚肉はロースとヒレから選べますが、おすすめはボリュームたっぷりのチキンです。刺身としても出しているチキンを惜しげもなくカツにしてしまうそうで、軟らかい肉が堪能できます。700円。おすすめ。