Schemeによる記号処理入門

2chかどこかで紹介されていて、期待せずに買った『Schemeによる記号処理入門』なんですが、第4章までは「eq? eqv? equal? の違い」だったり「手続きの作成」といった、大事ではあるものの個人的に退屈なものばかりが並んでいました。

ところが、第5章にして一気に楽しくなってきました。Schemeによって集合の演算や多項式微分がいかに簡単に書けることか! 僕はこの本を参考にしつつ、Common Lispで書いていますが、なかなかに勉強になります。学部生の時にはLISPの基礎も勉強しましたし、C言語で集合の演算などのアルゴリズムも書きましたが、そのときはLISPがこんなに楽しくかつパワフルであることには気づきませんでした。もっと勉強しなきゃ。