Excelに分析ツールが復活

Excel 2008からMac用のExcelには分析ツールが入らなくなってしまい、簡単な分析は自分で計算のためのワークシートを作るか、他のソフトを使うかしか出来なくなってしまったのですが、ようやく分析ツールが(サードパーティより)提供されることになりました。以前の分析ツールとまあまあ使い勝手は似ています。PRO版にアップグレード($250)すれば、より高度な分析が出来るようになります。授業で扱う内容はピアソン相関係数を求めたり、t検定や簡単な分散分析くらいまでなので、無料版で十分に使い物になります。ただ、無料版でもせめてカイ二乗検定とスピアマン相関ができれば良かったのになぁとは思いますが。

ただ、公開のタイミングが遅かった・・・。アメリカのacademic yearは9月頃からなので新年度に十分間に合う(しかも教員による評価が十分に出来る)のでしょうが、僕はすでに4月から授業でR言語を使い始めてます。Rそのものよりも簡単な実験手法と統計についての講義なので、別に使うソフトが何であっても構わないっちゃ構わないんですが。*1

*1:戯言:いつの日かLispを教えてみたいと思っています・・・Audacity上でエフェクトを自作するにはNyquistをLisp構文で使ってやる必要がありますし、そのベースとなっているXLispはxlispstatに拡張されてもいます。ひとつの言語で音声処理と統計処理に2度美味しい、しかもOctaveと違って(Common)LispSchemeは標準化されているので言語仕様が変わることがほとんどありません →一度覚えれば一生もの。同様に標準化されていても、C言語はローレベル過ぎて芸術系学生に教えるのは躊躇してしまいます。でも、ECMAScriptという手もあるか?