先制攻撃+消費拡大+3億人国家

最近、街でポスターをよく見かけるので、幸福実現党の公約や新日本国憲法試案を読んでみました。

  • 大統領制に移行 / 議会よりも大統領令が優先
  • 必要とあらば北朝鮮ミサイル基地に対して先制攻撃をする / でも他の国とは仲良くする
  • 消費税・相続税・贈与税を廃止して消費を活性化させる / 日経平均株価を2万円台に乗せることで国民の財産を2倍にする / 法人税所得税も徐々に低率にする
  • 日本の人口を2030年までに3億人にする
  • 公務員は容易に首切りせず、実力主義能力主義を徹底する

というようなことが書いてありました。他にも食糧自給率を70%に持って行くとか、信教の自由が他の自由より優先されるとか、いろいろ書いてあります。

その中でも、特に矛盾していそうなのが、食糧自給率を70%にした上で人口3億人という公約。日本の国土には農地として有効利用できる面積が限られているのに、人間も農地も増やすなんて夢のまた夢じゃないのかなぁ。大統領令で独裁→軍隊増強→北朝鮮への先制攻撃→日本の領土にして国土面積を広げちゃえ、みたいな計画なのでしょうか。憲法試案には、国家が国民に対して何をしてはならないか全く書いてないし、国家としての理想ではなく現在の国家や社会への不満が書いてあるだけのような気がしてしまいます。

幸福実現党の政策が実現されたら「1984」の世界みたいになってしまいそうです。現在の憲法・法律のもとで宗教法人としてやっていくぶんには、幸福の科学に僕に何の関係もないので問題は感じないんですが、戦争始めようなんて言ったり日経平均株価を2万円台に乗せれば財産2倍なんてことを言う政党には政治を任せることはできません。