数学のバックグラウンドがない学生を中心に、音響のための数学と物理の基礎を教えています。そこで、現在の高校数学ではどんな内容がカバーされているのかを調べてみました。こんなときには学習指導要領が一番。
| |
| |
数学III/Cあたりまでくると、かなり難しい内容も含まれるのですねー。
音響に必要なのは、単位の理解、デシベル計算のための指数と対数、フーリエ変換のための三角関数と複素数あたりでしょうか。実験と分析をするのであれば、場合の数、統計、行列なども欲しいところ。RMS値(実効値)や各種音響指標を計算するためには積分も欲しいし、マイクの圧力勾配なんてことを言い始めたら微分も欲しい・・・。全部をカバーするのは難しいかなぁ。