大事な選択は「悪い部分の最小化」で考えたい

難しい判断の板挟みで今日はかなり参りました。まだ解答が出ていないので、引き続き最良の解決法を模索しています。それに関連して考えたこと:

限られた選択肢から行動を選ぶとき、僕は10年先、20年先に悪いことが起きないように選択するのが良いと思っています。良いことを起こそうとするのではなく、悪いことが起きないようにする、というのは後ろ向きな感じがしますが、僕はそれが大切なことだと考えています。電力会社も水道局も、障害が出ると文句が殺到しますが、正常に動いているときには感謝されません。良いことには気づきにくいけれども悪いところには気づきやすいという性質は、多くの人に共通なことではないかと思います。その観点から、「悪い部分の最小化」が「気づかないけど幸せ」への近道ではないかと思っているのです。

・・・ただし、この考え方で得られた解決策は「すばらしい解決策だ」と感動されることはあり得ません。事なかれ主義と受け取られ、現在の不満に対して大きな変化を期待している人にとっては、物足りない解決策になる可能性が大きいです。やって失敗した後悔よりもやらなかったことの後悔のほうが大きいともいいます。なにがベストなんでしょうねぇ。