Kindle2で古典を読む

Kindle2を入手してからというもの、読書ライフが充実しています。いくら円高だと言っても読むか読まないか分からない書籍を$10出して買うのはばからしいので、無料で入手できるものを中心に読んでいます。Amazon.comでもディケンズの『クリスマス・キャロル』など、無料で公開している書籍は何冊かありますが、いかんせん数が少なすぎます。そこで、目を付けたのがインターネットで無料公開されている著作権切れの書籍。

日本の古典なら青空文庫、海外の古典ならProject Gutenbergにて無料で入手することができます*1。Gutenbergには様々な電子書籍フォーマットが用意されていますが、Mobipocket形式のものをダウンロードすると、Kindle2でもネイティブに読めます。青空文庫はテキストとXMLでしか提供されていないのですが、青空キンドルという、ブックマークレットをワンクリックするだけでKindle2用のPDFファイルを作ってくれるという驚愕の機能を公開してくれた猛者がいますので、有り難く利用させてもらっています。

忙しい忙しいと言いながらも電車移動などの隙間時間を利用して夏目漱石の『三四郎』を読み終わり、今はPractical Common Lispを読んだり、日々のニュースを読んだりしています。「username@free.kindle.com」に.htmlや.docファイルを送ると自動的Kindleフォーマットのファイルが返信されてくるというサービスがあるので、ウェブサイトもある程度読めます。ただ、購入前に思っていたような研究論文を読む目的にはまだ使えていません。変換をいろいろと試してみてはいるものの、なかなか難しいです。

*1:Gutenbergには学部生の頃からお世話になってます。Gutenbergが立ち上がった頃はまだインターネット接続料金が従量制で、ダウンロードがほいほいできませんでした。当時は全書籍がCD-ROMに入ったものが販売されており、それを買って読んだりしてました。