Swift REPLの立ち上げ方(Xcode 6 beta 3)

昨日からXcode 6 beta 3が一般公開されたので、さっそくポチポチ遊んでいます。REPL(Read Eval Print Loop)が使えるというのも魅力の一つなので、REPLの立ち上げ方を調べてみました。

現時点で使用されているXcodeはどの版なのかを調べるために、ターミナルでxcode-selectを使用します。

$ xcode-select -p
/Applications/Xcode.app/Contents/Developer

上記のように、Xcode 5のデフォルト状態では/Applications/Xcode.app/Contents/Developerが使用されています。これを、Xcode 6のものに変更してあげればSwift REPLが使用できるようになります。スーパーユーザーじゃないと変更できないので、sudoを使用します。

$ sudo xcode-select -s /Applications/Xcode6-Beta3.app/Contents/Developer
Password:(ほげほげ)

これができたら、Xcodeのコマンドを走らせるxcrunを使用します。

$ xcrun swift
Welcome to Swift!  Type :help for assistance.
  1> 

ここで:helpとすると出てくるメッセージの冒頭「The Swift REPL (Read-Eval-Print-Loop) acts like an interpreter. Valid statements, expressions, and declarations are immediately compiled and executed.」からもわかるように、Swift REPLはインタープリタを装っていますが、コマンドを打ち込むたびにコンパイルされて実行結果が表示される仕組みです(Clojureもこういう仕組みですね)。なので実行速度はコンパイルしたときと同等のはず、ということになります。

REPLを終了するには:quitやctrl-Dです。

設定をXcode 5の状態に戻すためには

$ sudo xcode-select -s /Applications/Xcode.app/Contents/Developer

とします。

関係ないんですが、:guiで出てくるcursesを使用したLLVMデバッガが素敵です。

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