HomebrewからMacPortsにするなど

OS X 10.11 El Capitanでは、たとえroot権限を持っていても/System/bin/sbin/usrへの書き込みができなくなります(/usr/localは書き込み可のまま)。ただ、El Capitan以降のバージョンで/usr/localが影響を受けないとも限りません。/usr/localを使うHomebrewではなく/opt/local以下にファイルをインストールするMacPortsを使用したくなりました。

Yosemite用のバイナリ・パッケージをインストールしようとしても「10.10でしか動きません」と拒否されたので、ソースからビルドしてみます。

その前に、Xcode 6.4だとうまくいかない予感がしたので、Xcode 7のベータ版をダウンロード&インストールして、Command Line Toolsもそちらを使うように指定しました。*1

$ sudo xcode-select -s /Applications/Xcode-beta.app/Contents/Developer

その後、以下のようにソースコードをダウンロード〜ビルド〜インストールをすればOK。

$ curl -O https://distfiles.macports.org/MacPorts/MacPorts-2.3.3.tar.bz2
$ tar xjvf MacPorts-2.3.3.tar.bz2
$ cd MacPorts-2.3.3
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

.bashrcなどで/opt/local/binへのpathを通してあげてから

$ sudo port -v selfupdate

で初回設定が完了です。あとは好きなportをインストールすべし。

$ sudo port install gnupg

f:id:amarui:20150815142225p:plain

*1:HomebrewのEl Capitanインストールも、これでうまくいくようになります。ただし、プリビルド(bottle)をダウンロード&インストールではなく、すべて自マシンでコンパイルすることになりますので、Homebrewの利点が少し損なわれます。El Capitanの正式リリース後には解消すると思います。