同名の中華香辛料が二種類あった?

僕が好きな辛味調味料のうち、香りの高さで選んでいるものが老干媽(ラオガンマ)が作っている香辣脆油辣椒(シャンラーツィユーラージャオ)です。定期的に横浜中華街まで買いに行っていることは下記のエントリにも書きました。

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東京の東側に住んでいるので横浜中華街まで行こうとすると電車賃も時間もかかります。近所で買えればいいのにと思っていたところ、3年ほど前から業務スーパーで油辣椒と風味豆豉油制辣椒が扱われるようになりました。香辣脆油辣椒ほどではないものの、けっこう好きな調味料なので定期的に購入していました。

そして、半年前くらいからは業務スーパーで香辣脆油辣椒も買えるようになりました!! 老干媽の製品の中でも唐辛子の辛味(辣)より山椒の痺れ(麻)が効いていて、大好物の調味料です。瓶のシールはデザインが変わったようですが、商品名は変わらず、おなじみの顔写真もついています。

……で、自宅で使ってみると、なんだか味も香りも違います。辣も麻も弱く、油っぽさとタマネギの香りが強く感じられます。香ばしいタマネギっぽさが向上しているので、好きな人にはたまらないのでしょうが、個人的にはもっとガッツリとした辣と麻の香りの強さが好みですし、以前と味が変わってしまったのを残念に思いました。

そして先日、ちょうど買い置きの香辣脆油辣椒がなくなったこともあり、久しぶりに横浜中華街に行くことにしました。今回も栄興號でひとつあたり270円の香辣脆油辣椒を12本購入。だいたい350円で売っている他店よりも安いのにていねいな対応と梱包で、大好きな店です。

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帰宅してさっそく食べ比べてみました。やはり味が違いますし、ラベルも違います。業務スーパーで買ってきたものは神戸物産が輸入者で、中華街で買ってきたものは友盛貿易が輸入しているものです。この1瓶だけでなく6瓶ほどが同じ傾向だったので、製造者が輸入者のリクエストに応じて原料の配合を変えているのかもしれません。インスタントのカップうどんなどでも東日本と西日本で出汁の味を変えている例がありますし、ラベルを見たら区別できるので、自分の好みに合わせて選べる状況は悪いことではないのかと(僕は友盛貿易扱いのシャープな味が好みなので中華街に通います)。