経験によってシコウが変化する

たくさんあるシコウの中でも、人間の内面で起こる三つのシコウの意味のおさらい。広辞苑より抜粋。

  【思考】思いめぐらすこと。考え。

  【嗜好】たしなみこのむこと。このみ。

  【志向】心が一定の目標に向かって働くこと。

人間がなにかを経験すると、人間の内面ではこの三つのシコウが変化します。たとえば甘いものをたくさん食べて太りすぎてしまった経験や魚介類で食中毒にあたった経験から、食に関する嗜好が変化します。また、もののはずみで言ってしまった一言で親友と大喧嘩になった経験から、言葉を発する前に思考するようになったりします。シコウという発音の単語はたくさんありますが、こういうふうにまとまっているのは面白いなーと感じたわけです。

最近は、ほとんどのデータはサーバーに置いておき、それをどこからでもアクセスできるようにするほうが、データを常に持ち歩くよりも安全だし便利なんじゃないか、と思うようになってきました。特にネットワークがこれだけ普及してしまえば、携帯電話だって端末として使えるわけですし。こんなことを考えたのは、iBookが故障したせいもありますし、ウェブブラウザーのブックマークをどうにかして複数台のマシンで共有したいと考えたりしたせいもあります。とにかく、そういう経験によって、僕の「ネットワークはあんまり好みじゃないなぁ」という指向が変化し、「どうやったらさまざまな場所から同じ情報を使えるだろうか」と思考するようになったというわけなのでした。

ただ、やっぱり紙ベースのものがいいものもあります。僕の場合はスケジュール帳とかメモ帳とかがそう。来年はバイブル版のシステム手帳(蛇腹式見開き一年間+見開き一週間)でいってみます。