AACの音質で十分

ダイナミック・レンジのあるチャイコフスキーのバイオリン協奏曲とピアノ協奏曲第一番を選んで、CDとAAC(128kbps, iTunes 5.0.1)で聞き比べてみました。使った再生環境はiBook G3/800とSony MDR-7506(プロ用としては入門機種のヘッドホン)。内蔵DVD-ROMドライブあるいは内蔵ハードディスクから読み込んだデータをiTunes上で再生し、内蔵アンプ経由でヘッドホンへ。

かすかに音の違いはあるものの、それが再生時の音量差から来るものなのか、音質の違いによるものかが分からないほどの音です。どちらかというとレコーディングされたEQ設定のほうが目立って聞こえます(中抜けしちゃってるよーとか、これはテープによる歪み?とか)。iBookで聞いた時にはあるていど良いヘッドホンを使っても聞き分けは困難だということで、つまり「iPodのようなヘッドホン・ステレオには十分な音質」だと言えるんじゃないでしょうか。同じ音源を研究室にあったHPマシン上のiTunesで再生してみたら、内蔵のサウンド・カード(マザーボード直付けかな?)がノイジーすぎて、CD対AACとしてはまともな比較になりませんでした。

今度はレコーディング・スタジオの機材で聞き比べてみます。