Continuum

Dream Theaterの「Octavarium」の表題曲を聞いた時に「イントロのシンセに聞こえる音はスライド・ギターなのかも」と思ったのですが、その音はHaken Audio(ハケーン・オーディオ?)のContinuum Fingerboard(コンティニュウム・フィンガーボード)という楽器を使って出していたことが分かりました。二次元のパッドで連続的な音の変化を作り出すことのできる不思議なコントローラです。Jodan Rudesは以前からKurtzweilのシンセについている、音程を連続変化させることができる入力装置を好んで使っていましたが、それだけを独立させたような楽器です。

入力部分は一枚のシートのような形状で、横軸と縦軸、そして押圧力の三次元入力が可能になっています。横軸は音程に割り当てるのが一般的なようですが、押圧力と縦軸はフィルターの開き具合やパンポットなどに割り当てることが可能です。どの次元も連続変化させることが可能なので、ギターやピアノよりもバイオリンに似た演奏が可能になっています。

面白い楽器を見つけてしまいました。