文体の統一

ブログを書いている人、すなわちブロガーにも月からスッポンまでいろいろといます。ネタを自分で収集してきて自分の言葉で紹介するアルファ・ブロガーという人々もいれば、そういったアルファ・ブロガーたちの書く記事を紹介する人々や、複数のソースから新たな視点で見ようとするコラムニストのような人々もいます。ブロガーの人口が増えるにつれ、読者としても読むに値するブログかどうかを判断する目を養う必要が出てきました。

僕が読者のために気をつけているのは「小学校で習った文法上の規則を守っていること」と「自分の思ったことを書くこと」です。文法に関するものとしては、特に句読点の位置と「である・ですます」といった文体の統一を心がけています。ひとつの記事の中で文体が変化すると読みにくく、テンポ感が損なわれてしまいます。いっぺんにひとつの記事だけを読む読者ばかりとは限りませんから、いちど決めた文体はブログ全体(あるいはサイト全体)を通して統一させることも大切です。検索機能やアーカイブ機能が存在するブログというメディアでは、どの記事をどういう順番で読まれても大丈夫なように、文体の統一がされているのは読者に対する最低限のマナーだと思うのです。

厳しく言ってしまえば、文体の統一すらできないブロガーの書く記事は読みやすさを提供しようと努力していないので、書いている人間の自己満足に過ぎず、真剣に向き合って読むには値しないのです。もちろん、ブログではなく日記として書いている人の場合は自己満足でいいと思いますが。