NAMM2007で、ついにReasonに新シンセが発表されました。Thorとかいう名前らしいです。これまでのReasonは「ひとつのシンセユニットだけで完成された音色を作る」のは難しかったのですが、Thor一台だけでなんとかなってしまいそうなくらいの音。僕が好きなAccess Virusシリーズのような、密度が感じられる音になっている気がします。
構成は[オシレータ部]→[第1フィルタ部]→[アンプ部]→[第2フィルタ部]と、それを制御するコントローラ部になっているようです。それぞれ
オシレータ部・アナログ・オシレータ1機
・ウェーブテーブル・オシレータ 2機
フィルタ部
・シェイパー 1機
・低域ラダーフィルタ 1機
・ステート可変フィルタ 1機
アンプ部
・LFO 1機
・フィルタ・エンベロープ 1機
・アンプ・エンベロープ 1機
最終フィルタ部
・LFO 1機
・ディレイ 1機
・コーラス 1機
・グローバル・エンベロープ 1機
となっています。コントローラ部には、外部コントローラからの入力で内部パラメータをどのように変化させるかを決めるマトリクスに加え、ステップ・シーケンサもついています。あまりに複雑!そして何でもできそう!
「低域ラダーフィルタ」というのが何かがよく分からないのですが、同じフィルタを何段かかけることができるフィルタなんじゃないかと推測しています。「ステート可変フィルタ」はどうなっているんでしょう・・・? 入力レベルにあわせてローパスとかバンドパスとかが切り替わるのかなぁ。