嬉しい誤算

この4月に社会人1年生となった卒業生から、「あの授業でやった内容が新入社員研修で役立ってます」というメールが届きました。卒業生からの「元気にしている」「教わったことが役立っている」という連絡には、とても勇気づけられます。

その講義だけでなく、学生に伝えるどんなことも、卒業して10年〜20年くらい経ってから「必要だと思って最近勉強を始めた○○は、大学の時に習ったのと同じじゃん」「いま使っているこの思考方法は大学で叩き込まれたんだなぁ」「そういえば後輩社員に教えている内容は大学で教わったことだった」と思ってくれればいいなぁ、という気持ちでいます。ついつい目新しいことやすぐに役立つことを授業に取り入れたくなってしまうのですが、教育に即効性を求めてはいけないと自戒しつつ授業計画を立てています。にもかかわらず新入社員研修で早くも役立ってしまったとは・・・。嬉しいけれど、明らかに誤算です。