マクドナルド100円キャッシュバック

キャッシュバック制度というのはアメリカではかなり一般的で、コンピュータや家電なんかには必ずと言っていいほど付いています。販売店で製品を買ってきて、領収書を専用の封筒に封入してメーカーに送ると、後日キャッシュバックの小切手が返送されてくるという仕組みです。

この制度はメーカーや直販店にとってなかなか有利にできているのですが、その理由として挙げられるのは以下の3つ。

  • 有効な小切手を作るためには、顧客も正確な住所と氏名を書く必要があるので、メーカーは確実な顧客情報が得られます。
  • メーカーからの支払いは小切手なので、降り出された小切手が銀行で呈示されなければ、メーカーの現金は減りません。
  • キャッシュバックによってメーカーが支払いをするまでは、客が支払ったお金はキャッシュとして販売店やメーカーが使えます。客から無利子の借金をしているようなものです。

マクドナルドでも100円キャッシュバックを始めました。バリューセットと一緒に100円ハンバーガーを購入すると、現金にて100円キャッシュバックしてくれます。実質的にはバリューセットに無料で100円ハンバーガーを追加するのと同じことです。また、小切手を使いませんし、顧客情報を集めるなどの、上記のような利点はありません。ただし、無料で100円ハンバーガーをあげてしまうのとは違う点が一つあります。それは、いったんは100円をレジに入れるので、そのぶんも売り上げとして計上できるということになります。しかも、キャッシュバックの100円は経費として扱って、計算上の売り上げを減らさないという仕組みではないでしょうか。

上記3点に加え、4点目。

  • レジに入れた現金は売り上げとして計上できる。

いろいろ考えてますねー。