Twitterで少しだけテキストエディタの話題が出ていたので、書いてみました。Windowsではサクラエディタというのが無料だし使いやすいしマルチファイルgrepできるし最高、Macにはこんなのないでしょ、という雰囲気だったので、いえいえMacにもすごいのありますよ、という紹介です。
プログラマー向けのテキストエディタとして最高峰だと思うのは(さまざまな異論はあると思いますが)3つ。emacs、vim、TextMateです。残念ながらTextMateは有料ですが、ユーザーの努力で最近は日本語も通るように改造できます。プログラムを書くことだけを考えるとTextMateは最高点。emacsとvimに関しては他でもたくさん書かれているので言うことないでしょう。もとよりどんな機能でもそろっていますし、ない機能は自分で作ってしまえばいいのです。特にemacsは「もはやエディタと言うよりOSなのでは」と言われるくらい、ウェブブラウザやらメールやら2chビューアやらの機能が追加できます。初心者にとっては学習曲線がかなり急で取っつきにくく起動が遅めなのが難点ですが*1、他のテキストエディタにあってemacsに無い機能を探すのが大変なほど何でもありです。
普通のエディタの代表格と言えばmiとかCotEditorとかが良さそうです。miはLaTeXやHTMLやJavaのソースを書くのに重宝しますし、たまに原稿用紙モードも使います。複数ファイルの一括編集がしたいのなら(開発が終わってしまいましたが)Smultron、複数の人間による同時入力をサポートしたSubEthaEdit(有料)、日本語をしっかり書きたいのならiTextも選択肢かも。
なんにせよ、僕の中ではemacsが最高。15年以上使い続けている贔屓もあるかもしれませんが・・・。
*1:もはやOSなんだから立ち上げっぱなしでしょ、というのが大方のemacsphiliaの意見。