ボクサーとかVツインとかいろいろあるので、エンジンの形式についてWikipediaへのリンクをまとめてみました。エンジン形式の説明についてはJIS B 0108-1「往復動内燃機関−用語−第1部:機関設計及び運転用語」に掲載されている説明を引用しました。
- 直列エンジン
- 一列のシリンダバンクをもつ機関。
- U型エンジン
- 2列の平行なシリンダバンクと2本のクランク軸をもつ機関。(ツインバンク機関)
- V型エンジン
- 2列のシリンダバンクが互いにある角度をもち、1本のクランク軸をもつ機関。
- 水平対向エンジン(ボクサーエンジン)
- 2列のシリンダバンクを、クランク軸の両側に対向して配置した機関。
- W型エンジン
- 3列以上のシリンダバンクが互いにある角度をなして1本のクランク軸をもち、両端のバンク間の角度が180度以下の機関。 (扇型機関)
- X型エンジン
- 二つの平面上に四つのシリンダバンクが互いにある角度をなし、各平面上の二つのバンクはクランク軸の反対に対向して配置した1本のクランク軸をもつ機関。
- H型エンジン
- 二つの平面上に四つのシリンダバンクと二本のクランクシャプトをもつ機関。各平面上の二つのバンクは、クランク軸の反対側に対向して配置してある。
- 星型エンジン
- 各シリンダローに二個以上のシリンダをもち、それがクランク軸の周囲に等間隔に配置された機関。クランク軸に二つだけのシリンダローがある場合はシリンダを互い違いに配置でき、この場合は星形機関(star engine)と呼ぶ。
- ロータリーエンジン
- ロータ、ハウジングなどの構成部品が各々軸心の周りに円運動を行う間欠燃焼の容積式機関。
僕が乗っているCRF1100LアフリカツインのエンジンSD08Eは「水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒」(総排気量 1082 cm3、内径×行程 92.0×81.4 mm、圧縮比 10.1、最高出力 75 kW、最大トルク 105 N・m)です。
一方で、もう一台のSuper Cub 110ProのエンジンJA07Eは「空冷4ストロークOHC単気筒」(総排気量 109 cm3、内径×行程 50.0×55.6 mm、圧縮比 9.0、最高出力 6.0 kW、最大トルク 8.4 N・m)です。
エンジンだけなのに、こんなにも色々な用語が出てくるので、自動車好きじゃないとチンプンカンプンでしょうねぇ。