キャンプ道具を揃えた2022(バッグと小物類)

友人に誘われてキャンプに行くようになったので、キャンプ道具を揃えました。友人は道具をたくさん持っていて、僕が身一つで行っても快く使わせてくれます。でも、ソロでデイキャンプにも行きたい(というか野外で料理したい)ので、テーブル、チェアなどを買いました。これまでもソロでのラーメン・ツーリングのためにクッカーやバーナーは持っていたので、それに買い増すかたちです。ひと通り揃って、何度かキャンプにも行ったので、使用感の記録として残しておこうと思います。

基本的にバイクに載せることを考えているので、重量と容積が優先です。また、出先でトラブル対応しやすいように、エネルギー源はコンビニで入手可能な燃料や電池が使えるものを選んでいます。食料や飲水などは現地調達するようにしているので、クーラーボックスのような保存容器は使っていません。そういった条件で揃えていった記録です。

以下のように複数回にわけてご紹介します。

製品名につけたリンクはオフィシャルサイトへのリンクです。Amazonで販売されている場合には、その後のカッコ内にアフィリンクを付けています(アドレスにamzn.toが含まれています)。アフィ避けしたい人はクリック注意です。

目次

バッグ

持っていたスーツケースが壊れてしまったのを機に、ツーリングにも国内出張にも使えそうなトロリーバッグにしました*1。普通のシートバッグは両手で持つか、肩から下げるしかないのですが、これは車輪と持ち手がついていてコロコロと運べるのがポイント高いです。そのぶん本体は重くなりますが、駐輪場と設営地が離れているときには助かります。

容積は45 Lなので、デイキャンプやホテル宿泊のツーリングなら余裕ですが、他の装備に加えてテントや寝袋まで入れるのは難しいです。ヘンリービギンズのシリーズは表面に他の小物バッグを固定できるテープがたくさんついていて拡張性があるので、それでなんとかしています(たとえばDH-750C キャンプシートバッグにはシステムポーチがセットになったものもあります)。

以下のバッグは購入してませんが気になっているものたちです。

防水のシートバッグとバックパックで、60 Lと30 Lの容量です。DH-749の上にDH-748を重ねて固定できますし、価格もお手頃。ぼっち女campさんも似たような防水バッグをYZFに積載してツーリングキャンプしてます(【バイク積載】ぼっち女のパッキング 【番外編】 - YouTube)。

ホンダ純正のアフリカツイン用サイドパニアは右側30 L・左側40 L、トップケースは58 Lで、合計128 Lの大容量。駐車場から遠いと持っていくのが大変ですが、キャンプ地にバイクで入れるところならこういったケースを使ってもいいかもしれません。そうなったらキャリーカートも必須かもですね。

小物類

ハンマー

テント設営のペグ打ちや薪割りにハンマーが欲しいけど、できるだけ軽いものが良いということで、無反動ハンマーを導入しました。この304シリーズは小数点以下の数がハンマーの大きさになっています。304.1の打面の直径22 mmから304.6の50 mmまで6種類の大きさから選べるんですが、僕が買ったのは最も小さい22 mmで181 gのものです。結局、軽さでハンマーを選んだのは失敗で、ペグを打ち付けるには小さすぎました。使えないこともないのですが、ペグの頭を狙っても外すことが多く、硬い地面だと軽さのせいで力も入りにくいです。

たとえばモンベル無反動ペグハンマーは打面直径45 mmで594 gということなので、PB Swiss Toolsなら304.4(35 mm / 530 g)くらいでも良かったかもしれません。

硬い岩をあてがって力を伝えるようにすれば、軽いハンマーでもなんとかなるのかもしれません。試行錯誤してみたいと思います。

水袋

一方でウォーターバッグは正解。5 Lも入るのに丈夫なフィルム製でコンパクトに収納できます。蛇口が途中で止まるので流量の調整ができ、これが他の類似品には見られない特徴です。ボタンを押している間だけ水が出るタイプだと両手が使えませんし流量が調整できないのも困ります。その点、岩谷マテリアルさんは良い仕事をしています。さらに上部の辺がすべて開くので、内側を洗うのも乾かすのもラクラクです。

ランタン

宿泊時には必須のランタンです。できるだけ荷物を減らしたいのと出先での対応のしやすさから電池交換式の小型のものです。オイルランタンは別の燃料を持っていかないといけないですし、出先でオイルを入手するのは困難です。そんな意味では、イワタニマイクロランタンhttps://amzn.to/3Udo8j8)はバーナーと燃料が共有できるので魅力的ですが、火を使うのでテント内での使用で酸素不足になるのが怖いです。そんなわけで電気一択。充電式のLEDランタンはコンパクトな反面、出先で電気切れになったときに困るので*2、コンビニでも買える電池を使ったランタンを選びました。

対抗馬はモンベルミニランタンでしたが、電球の形をしたデザインにひかれてしまいました。モンベルの67 gに対してパナの150 gは倍以上の重さで、容積も大きいのですが、そのかわいさに勝てませんでした。手持ち、卓置き以外にも、底面にケータイストラップがつけられるくらいの穴があいていて、ひもを通せばランタンフックにぶら下げることもできます。僕は百円均一で買った手芸用ストラップ(7本セットで100円!)をつけています。電球色が好きなので、それもポイントです(兄弟機のBF-AL06には調光・調色機能がついているそうです)。

さて、使ってみた結果です。かわいい電球色はいいんですが、じつは弱モードで1ルーメン・強モードで36ルーメンという弱々しい光で、オイルランタン的なロマンチック使用をするのならいいのですが、暗いキャンプ地で夜間の作業をするのには暗すぎました。

というわけで、明かりは別途考えないといけないです。定番のゴールゼロ(https://amzn.to/3IoJoz1)かレッドレンザー(https://amzn.to/3GY8m7e)にするかなぁ。

ナイフ

マルチツールはちょっとした電気工作をするなど色々な場面で使えるので、以前から持っていました。ノコギリやヤスリなども入っていて、何にでも使えます。これはレザーマンのツール群の中でも重いほうなんですが、初代レザーマンの正統後継ということで歴史を感じることができます。唯一足りないツールはコルク抜きです。とはいえ、かさばって始末に困るワインボトルはキャンプ先に持っていかないですし、ヘビーデューティなレザーマンにコルク抜きは似合いませんからね。

実はもう一つ、プレゼントでいただいたビクトリノックスのキャンプ用ナイフもあって、それもカバンに忍ばせています。こちらにはコルク抜きもついているので、イザというときに活躍してくれるはず!

グローブ

ちょっとした作業をするのに軍手は欲しいです。火がついている炭をつかむようなことには使わないということで、革グローブではなくケブラー繊維混合のこちらにしました。ケブラー6割:コットン4割とのことで、使っているとコットン繊維が毛羽立ちます。だんだんとコットン成分が減っていってケブラーだけが残ったりして……。

テント(の購入計画)

テントは友人のものを借りっぱなしになっているので、購入計画を立ててみます。

バイクに積載することを考えると収納時の長さはシートバッグの幅より短くしたいので50 cmくらいに抑えたいところです。その点、ステイシーは52 cmで3.9 kgなので及第点です。対抗馬として、

も考えました。でも、ツーリングドームLX+は収納サイズは49 cmでバッチリですが前室が小さいのと重い(5.7 kg)という理由、アテナは収納サイズが60 cmを超えること(重量は4.8 kg)と尾上祐一郎【テントバカ】さんが「ランタンフックがない」というのをとても気にしていたという理由から、どちらも対象外にしました。

いま友人から借りっぱなしで使っているテントはロゴス ツーリングドゥーブル DUO-BJhttps://amzn.to/3DeZ6Kn)です。設営しやすく前室も大きくて満足です。ただ、収納時の長さが67 cmもあり重量は4.9 kgと、僕のバイクキャンプでは扱いづらい大きさです。これに「ツーリング」という名前を付けるのはどうなの?という気も。*3

少し小さくなりますが、モンベルクロノスキャビン2は、前面フラップを張り出すのに使うひさし用ポールまでセットになっていて収納サイズが41 cmで重量は3.6 kgとかなり優秀です。とはいえずっと欠品が続いており、いつ販売されるのか全くわからないというところが最大の欠点です。売っていないものは買えません……。

ステイシー ST-IIの優秀な点は、スタンディングテープが採用されていて自立ポールの位置が正確に決まること、内側にあるランタン(だけに限らない)ループが数カ所あること、前室がとにかく開放的なこと、などがあります。ポールを買い足せば前面フラップをひさしにすることもできます。

*1:海外出張の時には職場の福利厚生でスーツケースを借りてます。積極的に案内されていないので、勤めはじめて10年たってようやく知りました。

*2:アフリカツインには最初からUSBソケットとシガーソケットがついていますし、カブにも付けました。充電についてはバイクからできるので実はあまり心配していません。

*3:道路交通法施行令第22条によると、積載装置から左右にはみ出すように積載できるのは左右15 cmの範囲までとなっています。積載装置(リアキャリア)の幅が40 cmだったとしたら、70 cmがギリギリ積載できる幅になります。アフリカツインやカブプロは大丈夫ですが、多くのバイクのリアキャリアはもっと幅が小さいのでは。もちろん積載装置を大きくするという選択肢もありますし、第24条に従って警察署に許可をとるという方法もあります。サイドパニアを搭載してパニアも積載装置だと言い張る方法もあるのかな。あと、高さは積載装置から2 mまでです。