ごくたまにオーディオシステムの準備をすることがありますが、パワーアンプからスピーカへの結線は赤黒ケーブルが逆になってしまったり、左右スピーカへの接続を逆にしてしまったりということがあります。そこで、ステレオスピーカへの結線がうまくいっているかを確認するための信号を作りました。
- 左チャンネルだけからピンクノイズが再生されるもの(左スピーカに音像が定位する)
- 右チャンネルだけからピンクノイズが再生されるもの(右スピーカに音像が定位する)
- ピンクノイズが正相で再生されるもの(左右スピーカの間に音像が定位する)
- ピンクノイズが逆相で再生されるもの(左右に大きく広がった音像ができる)
という4つの部分から成っています。カッコ内は正しい結線になっているときに生じる音像の説明です。1と2で左右のスピーカが正しく結線されているかどうか、3と4でスピーカケーブルの極性が正しいかどうかを確認します。左右スピーカが逆になっていると左から鳴るはずの音が右から出力されるということになりますし、ケーブルの極性が逆だと音像の大きさが変化するので、結線が正しくないことがわかります。音質の判断に慣れていれば、左右のピンクノイズの音色を比較することでドライバーの左右差をチェックすることも可能です。
音源の作成にはReaperを使用しました(ピンクノイズはWavesのプラグインを使ったんだったかな?)。話し声は試験的にVoicepeak(https://amzn.to/3Ji1B0U)の女性3を使ってみました。高品質ですし商用利用もできるということで、簡単なナレーションを作る際などに重宝しそうです。