納車から1ヶ月で1000 kmほど乗ったので、ここまでの雑感を記録しておきます。最安グレードのGタイプ、自然吸気エンジン、マニュアルトランスミッション、四輪駆動という、そんなに一般的ではない仕様に注意が必要です。
大きさ
全長3395 × 全幅1475 × 全高1960 mmと、軽自動車の規格(全長3400 × 全幅1480 × 全高2000m以下) ぎりぎりです。テールゲートを開けたときの地上高は1905 mmもあるので自分の身長ならぶつかることはありません。契約した駐車場は全高2メートル制限があったので、ギリギリ収まりました。ルーフキャリアをつけてたらアウトだったかも*1 。
その一方で荷室床面地上高は540 mmと低く*2 、椅子としてはやや高いくらいで腰を掛けやすいです*3 。最低地上高は155 mmあり、ステップワゴンやフリードのようなミニバンよりも高いので、あまり床をこすらないことを期待しています。もしやテールゲートを開いて屋根にして、その下にテーブルを置くだけでキャンプできちゃうんじゃない?ということで、RVパークまで行って車中泊してきました。
テールゲートの下でのんびりできる
前席の扉が90度まで開いたり、助手席側のセンターピラーがないこともあってか、助手席側を開放すると特に広さを感じられます。一方で荷室のテールゲート側はホイールハウスが出っ張っていて邪魔ですが、荷室は全体的に広く、バイクキャンプで使っていた持ち物をすべて並べてもスペースが余りまくりです。高さ方向に積むことができるので、バイクへのキャンプ道具の積載に慣れた自分には無限の広さに感じられます。なんといってもビールケース40個ぶん、約2000リットルが載せられるんですよ*4 。全く載せられなかったカプチーノ*5 からの違いがすごい。
荷室内のカタログ寸法は、2人乗車時で長さが1510 mm(左)・1330 mm(右)、幅が1235 mm、高さが1370 mmです。後席を立てて4人乗車にすると長さ785 mm, 幅1390 mm, 高さ1370 mmになります。後席の格納によって2人乗車時のほうが幅が小さく測定されるみたいですね。ただ、取扱説明書のカーゴスペース寸法図 で確認できたホイールハウス間の狭いところは905 mmとのことです。
後席も助手席もダイブダウンすると奥行き2635 mmの空間があらわれます。僕がキャンプに使っているソロ用テントよりも大きな空間なので、中にイスやテーブルを置いて過ごせますし、寝袋を敷いて寝ることもできます。キャンプ道具が揃っているので、まずは車中泊ベッドキットを組んだりはせず、1850×550×25 mmのキャンプマット (amazon/B09geqrsY ) を敷いて寝袋で寝ました。ゆくゆくはセルタンのマットレス (amazon/B02ctktiy ) も良さそう。
フルフラットなので寝袋で寝られます
機能
マニュアル車には、CVT車についているアダプティブクルーズコントロール (ACC)、車線維持支援システム (LKAS)、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、急アクセル抑制機能、タイヤ角度モニターといった便利装備・安全機能はありません。(逆に最安グレードのGタイプでもCVTを選択すると同じ値段で自動運転車かと思うような装備になるのはすごい……機能が付いているのに封印されているMTが割高なんですが)
CVT・MTともについているHonda SENSING機能は、衝突軽減ブレーキ (CMBS)、先行車発進お知らせ機能、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、標識認識機能、パーキングセンサーシステム、オートハイビームです。
直近(といっても20年前)に乗っていたカプチーノが平成初頭の設計だったので、そこから30年の自動車の機能進化はすごいものがあります。リモコン鍵と間欠ワイパーだけでも感動しちゃいます。ただオートハイビームは邪魔に感じました。施錠・解錠時にウィンカーが光るアンサーバック機能も夜のキャンプ場だと迷惑かもしれません。どちらも設定画面 でキャンセルできるようです。
慣れてしまいましたが、MT車なのにアイドリングストップするのもキモい(これもECONモードをOFFにすると一時的にですがキャンセルできます)。あと、アダプティブじゃなくていいのでクルーズコントロールは欲しかったなぁ。
走行
さて、エンジンのパワーを上手に使ってあげるのがMTの面白さでしょう。エンジンからの音を聞いた感じでは、通常走行では2500回転〜3000回転くらいを使うのが静かめで快適です。なので、1速は車両が動き始めるまでしか使わず、すかさず2速に入れていきます。ゆっくりとした曲がり角ではそのまま2速で進めます(じつは停止からも2速で立ち上がれます)。それより少し上の速度域では3〜5速になりますが、市街地や郊外では4速~5速が使いやすいように思いました。1速で立ち上げたら2速→3速→4速は休まずシフトアップしていく感覚です。平坦な直線での60 km/hくらいは5速で進みます。それより速く走る高速道路にあまりギアが残っていないことが少し心配になります。ただ、5速~6速のカバー範囲が意外に広いため、上り坂でなければ75 km/h以上は6速にお任せです。スピードは出ないので他の車を追い越して走る気にはなりませんが、登坂車線を使うほど弱くはないというくらい。
自然吸気エンジンが非力なのでスタートダッシュが遅く、高速での走行もつらさがあります。それらの両方が合わさるのがインターチェンジやサービスエリアからの本線への合流地点ですが、高回転型のエンジンだということもあり6000回転くらいまで引っ張ってあげれば問題なかったです。いったん流れに乗ってしまえば100 km/hくらいまでの巡航はそれなりに走れます。それより速い道はまだ走ってませんが、ちょっとこの車両にはかわいそうかも。
カーブではロールするものの、まぁまぁ低重心っぽいですし踏ん張りはあるので怖くは感じません。
N-VANの四輪駆動はフロントが滑ったときだけリアが動作する仕組み(ビスカスカップリングによる生活四駆 )とのことなので、いつ四輪駆動が動作しているのかがいまいち分かりません。
また、固めなサスペンションのせいで路面が悪いところだと振動がすごいですし、車内に入ってくる音はうるさいです。そんなわけで、長距離を走るのには断然アフリカツインのほうが向いています(大型ツアラーなんだから当たり前ですね)。
別のRVパークは車外ファニチャー禁止だったのと雨の中だったので、車内にチェアを置きマンガを読んで過ごしました。