アフリカツインにパニアケース購入

少しずつ快適なキャンプになるようにと考えていると、なぜかキャンプ道具が増えていきます。容量45リットルのシートバッグの上に、容量60リットルのソフトな防水シートバッグを載せて使っていましたが、車体重心が高くなってしまうことがネックでした。下の写真右側のように、さらにその上に30リットルのバッグを付けたときは、さすがにヤバかったので短距離しか走行しませんでした(リアキャリアから左右15 cmは出っ張ってないし、地上2 m以内だし、合計60 kgも超えてないので、法令違反にはなってないはず)

シートバッグの上にシートバッグを重ねると重心が高くなって危険

やはり安全かつしっかりと積載したいので、ぼっち女campさんの積載動画を参考にしつつパニアケースを導入することにしました。ぼっち女campさんはYamaha YZF-R3とKTM 250 DUKEなので、ちょっと真似するだけでアフリカツインのほうが多く積載できるはずです。

購入したパニアケースは以下の、バイク本体と鍵が共有できるのが特徴のホンダ純正品です。なかなかお高いうえに、錠の設定をしてもらう必要があるので工賃もかかります(工賃はそれほどでもないですが)。

hondago-bikegear.jp

このケースはGIVIによるアフリカツイン専用設計とのことです。もともとアフリカツインは、バイク本体のリアキャリア付近に差し込み穴が開いており、ケースが取り付けられるようになっています。そこにパニアケースから出ているアームをひっかけてロックできる仕組みです。そのためケースを取り付けるためのステーが不要なので、パニアケースを使わないときには純正の形のままで乗ることができます。

容量は、左側が40リットル、右側が30リットルです。右側が小さいのは、マフラーに干渉しないような形状になっているからです(上の写真でも右側パニアが若干えぐれているのがわかります)。マフラーからの熱が心配なので、熱に耐えられるものしか入れないようにしたほうがいいですね。また、ケースのフタは横向き(箱の下部にヒンジがあって、箱の上部が割れてフタが車体から左右に離れるように)に開くので、車体につけたまま開くときには中身が落ちないように気を付けないといけません。

このプラスチック製ケースとは別に、アルミケースも純正オプション設定されているんですが、あちらはフタが上向きに開くので、パニアケースにかぶさるくらい大型のシートバッグを付けた状態だとフタが開かないのではないかと思いました。また、アルミ特有の白錆が出てくるという話を聞いたのと、取り付けのためにステーが必要なのも残念ポイントでした。見た目はアドベンチャーバイクっぽさが向上するアルミのほうがいいんですけどね。

使ってみた感想としては、まず「大きくてかっこいい」「荷物の重心が低くなるので安定感がある」です。また、パニアケースは積載装置と考えてよいそうなので、パニアケースの上に乗るくらいのシートバッグも積載できそうです。手で持つためのハンドルがついているのも便利なポイントです。

逆に、気になったことのは「開錠してるときには鍵が抜けない」というのがあります。バイクを動かすときにはケースは施錠されていないといけないので、安全面を考えると良いことではあるのですが、左右両方のケースを同時に開けたいときにどうすればいいのか……。(→フタを開けたまま施錠状態にすれば鍵が抜けるので、左右ケースともに開けっ放しにして対応しました)