IntelがAppleを買収なんて話も

PBSという、アメリカのNHKのような公共テレビ局があるんですが、そこのサイトのコラムにRobert X. Cringelyによるなかなか鋭い意見が載っていました。例の「AppleIntelチップ搭載」の発表を聞いた人なら、おや?と思った点を書いてあります。そのほか多くのコラムや記事では全くふれられていないのが不思議なものばかりです。もとが英語記事なので簡単に要約すると、

  1. PowerPCIntelチップよりも高速だったんじゃないのか? (AltiVecのおかげで高速だっていうデモをいつもやっていたじゃないか)
  2. Tigerは64ビットOSなのに、それを活かせない32ビット・プロセッサに移行しそうだけど? (64ビットのXeonやItaniumは高価すぎてiMacには使えないだろ)
  3. AMDはどこにいった? (パフォーマンスと低消費電力が欲しいんならIntelよりAMDのほうが良いんじゃないのかなぁ)
  4. なぜにこの発表はコンシューマ向け製品が登場する一年も前に行われたのか? (それまでの間のマシン販売台数はかなり下落するけど金策は大丈夫? それに開発者向けには情報非開示契約を結んで密かに発表すれば良かったんじゃない?)
  5. もしかしてDRM関連の機能のため? (Intelチップには個別IDが付いているけど、発表してないだけでPowerPCにも付いてるんじゃないの?)

ここまで挙げられた疑問点は納得です。でもこの後がすごい・・・結局なにがこの発表の裏にあるのかを推測してるんですが、「MicrosoftWindowsAMDの64ビットチップを使いXboxにはIBMのPowerプロセッサを使うし、マシン買い換えを促すはずのLonghornは来年末だし、より高性能なIntelのチップをエンドユーザーが必要としないじゃないか、こりゃ困る。だから、Intelは自社のプロセッサの売り上げを伸ばすためにAppleを買収し、Intelプロセッサで動く(Windows互換モードもつけた)Mac OSを作らせ、自社ハードとともにマージン幅の高いOEM販売をして、Microsoftにコントロールされている市場を自分のものにする。Steve JobsはようやくBill Gatesを打ち負かし、Pixar/Disney/Sony合弁企業のCEOにおさまってめでたし。」ということみたいです。すごい推測です。さすがにこりゃ、ないでしょ。