博士論文の最終審査会で会津大学に行ったときに「せっかくだから本でも見ていこう」と売店の書籍部を立ち寄ったんです。LISP関連の本を見たい気持ちだったので、LISPといえば人工知能関連の本が多いよな、と人工知能の本を探してみました。日本語の書籍で面白そうなものがあったので手に取って読んでいたんですが、英語書籍コーナーに目をやると、Artificial Intelligence: A Modern Approachという偉そうな(その世界では権威がありそうな)本が目に飛び込んできました。中身をぺらぺらめくってみると、買おうと手に取っていた日本語の書籍に載っている内容がほぼすべて説明されていて、しかも値段がより安かったのでした。ちょうど売店で英語書籍が20%引きになっていたので、重い本にも関わらず衝動買いしてしまいました。
人工知能の本がすぐに必要になるわけじゃないので、本は実家に置いてきたのですが、今日「JavaVMで動くLISP」に関して調べていたら、Peter NorvigというGoogleの研究科長のページにたどり着きました。名前をどっかで見たことがあるような気がしたんですが、先の本の共著者だったのでした。世界中の大学で行われている人工知能の講義のうち90%以上がこの本を使っているとか。そんな有名な本だったのですね。知らなかった。