R&Dこそが企業の基礎

いつだったか小泉首相が引用した「米百俵」の精神の演説がありましたが、僕も教育が国の基礎になると信じている一人です。別にどこか一国じゃなくてもいいんです。自治体でも、なんかの団体でもいいんですが、教育という将来のための投資をしなければ、現在は時間やお金が浮きますが、将来の発展が望めないのです。

企業にとっての「教育=将来を見越した投資」はR&D(研究開発)なんじゃないかと思います。そんなことを考えていたら、AppleのR&D費が実質的には削減されているという記事を見つけました。iPodiTMSの売り上げがすごいのに、それに対してR&Dの比率が年々低くなっていっている・・・このままでは将来にわたる売り上げの確保が難しいのでは、というのが論点でした。たしかに「部品買ってきてくっつけてるだけでしょ」という印象のDellはR&Dが売り上げの0.8%と貧弱(売り上げが大きいので、それでもAppleのR&Dより大きな投資をしてますが)。逆にソフトウェア企業であるMicrosoftAdobeは15%以上の投資を行っています。ソニーのR&Dは売り上げの6〜7%。Appleはここ5年で売り上げが3倍近くなったのにR&Dは20%増程度。

Adobeはともかく、Microsoftは無駄遣いしすぎだと思いますが、AppleはもうすこしR&Dにつぎ込んでもいいような気がします。