カメラ

小学生のときには親のカメラを借りて写真を撮るのが好きだったんですが、やはり銀塩写真は出来上がりまでに時間もお金もかかるのが子供には難点で、最近まで写真というものに興味をなくしていた僕だったのです。去年末に一念発起してEOS Kiss Digitalを買ってからというもの、写真を撮るのが面白くなりました。なんといっても気軽に取れて気軽に確認できるのがいいのです。しかも完全マニュアルモードもついているのでボケ味とかもコントロールできますし。

今日書きたかったのはそういうことではないのです。ここ何年かずっと忙しく動いていて、自分のことばかりだったのですが、カメラを買ってから自然の美しさというものに気がついたんですね。山にモヤがかかっているとか、日が射して日向と日陰ができているとか、昨日よりも木の芽が膨らんでいるとか、そういうちょっとした変化に気づくことができるようになりました。ファインダーを通して世界を見るようになってから、肉眼で見られなかったことが見えるようになるなんて皮肉じゃありませんか。