各国のYahoo!

日本とアメリカ以外にももちろんYahoo!は進出していて、各国語バージョンのものが用意されているところも多くあります。アジアで言えば日本、中国、台湾、香港、韓国には現地語のコンテンツが用意されています。それ以外のアジア各国(マレーシア、タイ、シンガポールなど)には英語版のコンテンツが用意されていて、Yahoo! Asiaのサブコンテンツのようになっています。

つまりそういった英語版でしかYahoo!にアクセスできない人々は、どんどん英語が上達していくということなんです。例えばSunが用意しているJava APIにしたって、英語版以外は日本語版が用意されているのみ。他の言語を使っている人々のほとんどは英語版を読むんです。日本人のJavaユーザーが多いから日本語版ドキュメントを作るのか、それとも英語ができる日本人が少ないから用意するのか、本当のところは分かりませんが、おそらく「日本は経営戦略的に重要な国だけれども英語ができる人が少ない」から日本語版を作る、ということなのでしょう。

英語版でドキュメントを読んでいる他国の人たちは、みんな同じタイミングで同じ情報を理解しているんですね。日本国内で日本語訳が出るのを待っていては他の国にどんどん離されていきますよ。最も新鮮な情報が英語で発信されるのであれば英語を勉強し、中国語で発信されるのであれば中国語を勉強することが、現代の情報戦の勝者になる近道だというのは当たり前のことですよね。