図書館

ここのところ大学の図書館に行く機会が多いのですが、図書館が人文科学・自然科学・音楽・経営学・医学など、分野ごとにいろいろな場所に点在しているので、探している本が一番近い図書館にないということは普通にありえます。特に僕が探すような文献は、心理学や統計学は人文科学図書館、耳の構造は医学図書館か生物学図書館、数学や音響学は自然科学図書館、プレゼン方法やグラフ化手法に関しては経営学図書館というように散らばっているので、けっこう探すのが面倒です。文献検索はすべてコンピュータ化されているので、検索自体は簡単でも、実際にその分権がある場所にたどり着くのが大変なんです。たとえば生物学図書館はモントリオール島を西に一時間ほど行ったところにあるマクドナルド・キャンパスにあるので、そこに文献がある場合は取り寄せになります。人文科学と自然科学図書館の場合は地下一階から地上六階までのどこにあるかをまず見つけるのが大変。

それにしてもものすごい分量の文献があります。古~い本もあります。昨日借りてきた本は1905年にイギリスで出版された本でしたし、今日コピーした1935年の論文があるんですが、その論文誌は1870年代からのものが今年の分までずらっと棚に並んでいました。自分の生まれる前の本はおろか、自分の祖父の生まれる前の本を簡単に借りられるというのは驚きです。