id:higeponさんの「計算機プログラムの構造と解釈(SICP)」を読み終えてを読んで、僕の『計算機プログラムの構造と解釈』は本棚の肥やしになっているなぁ、と思い出したのでした。日本語版は翻訳が悪いだの何だの言われていたので、意気込んで英語版を買ったのは良いけど読んでません。『The Art of Computer Programming』みたいに、買ったことに意義がある、という感じになってしまっています。コンピュータ系の大学(どころか大学院まで)出ているのに、情けないことです。
さて、音響心理学の分野で、コンピュータ業界でのSICPに相当するものはなんだろうかと考えてみたんですが、あまり思い当たりません。おそらく『Psychoacoustics: Facts And Models』あたりになるのだろうと思います。日本語訳が出てないのが難点。コンピュータ・ミュージックであれば、『コンピュータ音楽』がありますが、こういった、これ読んどけばなんでもできるぜ、という「聖典」的なものが音響心理学にはないんですよね。