書評

Pd Recipe Book

Max/MSPにしてもSuper ColliderにしてもC/C++を使うにしても、オーディオ・プログラミングの世界は書籍が圧倒的に少ないのが現状です。とくに入門書がない。ゲーム制作入門書のごく一部に「あらかじめ用意したWAVファイルを再生」くらいしか書かれておらず、…

R in a Nutshell

iPhone用のO'Reilly書籍アプリが600円。そしてKindleやiBooks用にフォーマット変換できてしまうので、調子に乗ってまた一冊購入。今度は「R in a Nutshell」。これまで何冊かRの本を読んでみましたが、いまいちピンと来ない部分があり、Rを常用するまでには…

iPhone Core Audio プログラミング

Amazonだけに頼らず、物理的な本屋には行くべきです。そのおかげでこんな良書に出会いました。永野哲久氏(Audible Realities)による「iPhone Core Audioプログラミング」です。世の中にはCore Audioについてのドキュメントが少なく、頼りになるのは世界を…

サウンド・クリエイターのための電気実用講座

去年のことだったか、学生に勧められて大塚明著『サウンド・クリエイターのための電気実用講座』を買いました。読む暇がなくてずっと放ってあったんですが、もうそろそろ後期も始まるので、ネタひろいのためにも読んでみました。音がトランスデューサーによ…

Schemeによる記号処理入門

2chかどこかで紹介されていて、期待せずに買った『Schemeによる記号処理入門』なんですが、第4章までは「eq? eqv? equal? の違い」だったり「手続きの作成」といった、大事ではあるものの個人的に退屈なものばかりが並んでいました。ところが、第5章にして一…

できれば僕が書きたかった

注文してあった青木直史著『C言語ではじめる音のプログラミング―サウンドエフェクトの信号処理』が届きました。コンパクトなA5版に、必要な情報がぎっしりと詰まっている良書だったので、思わず紹介したくなりました。ターゲットとなる読者は、音響関係のプ…

Rによるやさしい統計学

R言語をオンライン文書をつかって勉強していたのですが、今は『Rによるやさしい統計学』で勉強しています。著者は心理統計学を専門とする人で、『よくわかる心理統計』という本も出しています。高校数学の知識しか持たない学部生が、心理学の卒業研究のため…

買わなきゃいけない本

世の中には、いま買っておかないといけない本、というものが存在します。情報の速報性が重要だったり、その時代にしか合わない本(今だったらオバマ演説集とか)や、今しか手に入らないマニアックな本(FM音源の音色設定集とか)などです。今回買ったのは後…

SICPに相当するもの

id:higeponさんの「計算機プログラムの構造と解釈(SICP)」を読み終えてを読んで、僕の『計算機プログラムの構造と解釈』は本棚の肥やしになっているなぁ、と思い出したのでした。日本語版は翻訳が悪いだの何だの言われていたので、意気込んで英語版を買った…