R.appのロケール設定

ふだんRを使う時にはR Studio、ESS、R.appを併用しているが、R.appを起動する時だけ「ロケールの設定がうまくいっていない」といった警告メッセージが出てくるようになった。どうやらMacを新調してからこういったことが起こるようになったので、新しいMacでは言語環境を英語で使用していることが原因だと考えられる。

ロケールの問題だったら.bashrcにexport LC_ALL="ja_JP.UTF-8"なりexport LC_ALL="C"なり書いてあげれば解決するかと思いきや、それでも警告は消えない。それならと、.RprofileにSys.setlocale(category="LC_ALL", locale="ja_JP.UTF-8")と書いてみると、警告表示の行数が増えてかえって事態が悪化してしまった。

そのまま数日間使い続けていたものの、どうも気持ち悪かったので、結局なにが悪かったか調べてみた。いろいろウェブサイトを探してみたが、どうもR.app固有の現象のようだったので「R for Mac OS X FAQ」を読んでみたところ、ちゃんと「Internationalization of the R」の項に対処方法が書いてあったのだった。

グラフに日本語でラベルを入れたりする時のためにフォントの設定をしてあるのだが、ロケールUTF-8に対応していないと問題が出るのでUTF-8の設定をして起動しなさい、ということのようだ。

ターミナルから

$ defaults write org.R-project.R force.LANG ja_JP.UTF-8

とやると、R.appが日本語で起動された。

ただ、日本語のエラーメッセージは気持ち悪いことがあるので、

$ defaults write org.R-project.R force.LANG en_US.UTF-8

と指定して一件落着と相成った。