アフリカツインを入手するまでの話

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いま、スーパーカブ110プロ(JA07)とCRF1100L Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission(2BL-SD10)に乗っています。アフリカツインに乗り始めて、もうすぐ2年になろうとしています。

学生のころからオフロードバイクに乗っていて*1、いずれは大型バイクにも乗ってみたいという気持ちがありました。パリダカールラリーが好きだったこともあり、当時の大型オフロード車の最高峰であるXRV750 RD07 Africa Twinが憧れの対象でした。学生でいるあいだに大型バイクの免許も取ったのですが、その頃にはすでにRD07は終売していましたし、貧乏学生には金額的にも手が出ませんでした。就職したらバイクが買えるくらいにはなったものの、中古でしか入手できないアフリカツインではなく、逆輸入車初代Kawasaki Versys 650をへて、結局スーパーカブ110プロに乗ることになりました。カブとは相性が良かったのか、伊勢神宮に行ったり、仙台に行ったり、千葉県を一周したり、いろいろと遊びました。

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2016年2月にCRF1000L Africa Twinが国内販売開始されました。アフリカツインの名前が復活するとは思ってもいなかったので驚きました(CRFシリーズになりV型エンジンじゃなくなったのは残念でしたが)。モーターサイクルショーに行ったり、カタログをもらったり、Hondaウェルカムプラザ青山に展示車両を見にいったり、かなり本気で購入を考えましたが、当時は体力の低下を感じ始めていて「こんなに重いバイクには乗れないよな」と諦め半分でもありました。そして2019年にはCRF1100Lが発表されます。このあたりで「ホンダはアフリカツインに本気で取り組んでる」と思うようになりましたし、ショップでまたがってみて足付きが良くなったのも確認しました。徐々に「乗りたい」という気持ちが強くなってきました。ところが、2019年12月に発売が開始されるものの、すぐにCOVID-19対応で世間が慌ただしくなり、本業も忙しくなって、それどころではなくなってしまいました。

2021年の8月に「試乗だけでも」と思ってレンタルバイクに申し込んだものの、予約当日に荒天によるショップ都合のキャンセルになってしまい、乗ることができませんでした。いろいろと出鼻をくじかれていますね。

2021年9月になって、アフリカツインのマイナーチェンジの噂が聞こえてきました。2022年1月13日のニュースリリースで正式発表になるのですが、当時もカラーリングの変更とDCTの調整になるらしいとの情報が出ていました。流れてきた写真を見る限りではあるものの、ウインドスクリーン形状や新しいカラーリングがあまり好きにはなれませんでした。「いま買わないと旧デザインが新車で入手できなくなる」ということが、具体的に購入を進める最後の一押しになったのです。*2

結局、一度も乗ったことがない状態で2021年10月に契約の申し込みをしました。最上位モデルであるCRF1100L Adventure Sports ES Dual Clutch Transmissionに、オプションとしてフロントサイドパイプ、エンジンガード、フォグランプ、アラームなどを取り付けてもらい、ガラスコーティングもしてもらいました。新型の登場が明らかになっているときに在庫のアフリカツインが売却できるのは、ショップとしても良かったのでしょう。結構な値引きに加えてBluetoothインカムを付けてもらいました。

電子制御に助けられて、楽に乗ることができる良いバイクです。家族にも「新型登場からだいぶ経っていたから、もうアフリカツインは諦めたのかと思っていた」と言われたくらい時間がかかりましたが、夢の一つがかないました。

*1:Honda CRM50Honda XL Degreeを乗り継ぎました(XL Degreeを購入したのは、借りたバイクで行った北海道ツーリングの途中でバイクが故障したので、その場で代替機として購入したという、まさに運のようなかんじで、本当はAX-1が欲しかったのですが)。

*2:じつはスーパーカブを買った時も同じ状況でした。当時現行のJA07型(プロ)のまあまあ武骨なスタイルに対して、発表されていたJA10型(ノーマル)はスタイリッシュで、のちに登場したJA10型のプロ仕様もそっち路線になってしまったのでした。JA10型プロのニュースリリースを見て、2012年8月初旬に販売店にかけこみました。