イラクへの自衛隊派遣

日本人としてこのことには触れておかないといけないと思ったので僕の意見を書いておきます。日本の小泉内閣イラクへの自衛隊派遣を決定しました。派遣時期はまだ未定だとのことですが、航空自衛隊の輸送機などを派遣することは決定されているとのこと。

僕はまず「アメリカがイラク攻撃をした」ということから反対でした。何においても戦争には反対です。それを支持した小泉首相にも、その発表を聞いたときには怒りを感じました。でも、今日になって冷静に考えると、小泉首相は難しい決断をよくやったと思います。ちょうど北朝鮮からの挑発が厳しかった時期にイラク攻撃支持を表明したのも、アメリカとの友好関係(日本はアメリカとしか同盟締結していない)を維持するための策だったのでしょうし、昨日になって「武力行使はしない、人道復興支援にいく、戦争に行くのではない」とイラク派遣を決定したのもアメリカの味方であるということを表さなければならなかったからです。現在の日本はアメリカに守ってもらうしか防衛手段がない、というのが弱点になっていて、そのために結局「仕方がない」決定をさせられているんですね。

ま、いま何を言っても、選挙で選ばれた政治家が「やる」と言うのだから、やるしかないんです。僕は、ミクロで考えれば自衛隊派遣反対ですが、マクロで考えれば小泉首相の決断は(賛成ではないものの)評価しています。